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チコのグレイフォックス [ゲーム]

GLAYFOX=「チコ」•バレンシアノ•リブレ説について妄想して参りたいと思います。
今回のは、もう、妄想しかない、考察ですらないものですので、ご承知おきを。


まず、チコことリカルドのその出自はニカラグア。
1970年代、サンディニスタ民族解放戦線に参加。サンディニスタっていうのは、1933年まで指導者サンディーノによって率いられた革命組織が発端で、1974年頃は政治犯の釈放などに忙しかったようです。79年から革命を成功させましたが、ソ連との関係が深い左派政治組織なので、西側に助けられたチコも反政府ゲリラ活動をしていたとは言え、国元に戻ろうにも戻りにくい状況だったことが考えられます。
一方、グレイフォックスこと「フランク・イエーガー」はベトナムでのドイツ人2世。
フランクという名はもともとフランスを指す言葉で、フランス語圏の人物につけられることの多かった名前ですが、姓としてはドイツにも多かったですし、「英語圏」となればなおさら。
そう、ベトナム2世ということは、彼は米兵が生ませた2世ということになってるんですよね。
何か、国は違えど、どっかのテープで聞いた話ですな。
彼は1975年のベトナム終結後も、強制労働に駆り出されていたそうです。
こっちもソ連支援の北軍が勝ってますから、「居づらさ」としては似てる状況ですね。

ここまでは、彼らの「設定の食い違い」を表しているわけですが、この食い違いを埋めてしまえる人物が一人・・・。そう、オセロットの記憶改竄です。

メタルギア2で、フォックスは「モザンビークでレナモ兵として捕らえられていたところをビッグボスに助けられた、耳も鼻もそがれていた」と言いました。レナモ兵とは、モザンビーク民族抵抗運動の活動家のことを指します。ローデシアの白人政権が始めた紛争ですが、中核となったンダウ人はポルトガル軍に与していたそうで、ラテン語を話すチコが活動するには適した土地だったと言えます。

チコがキャンプオメガで捕虜になった当時が12歳ですから、その9年後、21歳となった反アパルトヘイト白人活動家、というわけです。
ベトナム2世というところが、説得力を持たせる部分として後から加えた設定ではないかと思います。もちろん、オセロットが、です。
XOFは、ベトナム帰りの米軍出身者を多く抱えていたそうですが、そこに潜り込ませたのではないかと。アフリカでの活動拠点を確保させるため、とか。
この間、ローデシアでナオミ・ハンターを保護、彼女の両親は殺害。
義理の兄として育て、大学進学と共にナオミのもとを離れるのが、1990年代、
ザンジバーランドにてビッグボスに合流するためです。

1995年アウターヘブンで捕まった捕虜を演じ、ソリッドスネークに助けられるわけですが、
76年生まれのナオミが大学に入る年になった時と言いますから、ほぼ同時だったんでしょうね。

チコの顔はヘリの事故で半壊していましたが、オセロットの記憶改竄で、「レナモ兵」として拷問を受けた末、ということになったのでしょう。この際、既にクラーク博士によるジーンセラピーを受け始めており、アームズテック社の「義足」として、ヒューイの義足を更に戦闘用に改造したようなものをつけることができ、ウォーカーギアと同じ動きができます。もちろん、マチェットも使います。
スカルフェイスによって体内に無線発信器を埋め込まれたことも、スパイとして潜入するのに役立ったことでしょう。

口癖は「俺は、俺の、自分の意思で戦う」
オセロットの記憶改竄の副作用(自己暗示)。
ただ、背中のピースマークが、パスの記憶の残滓を物語ります。


ってな感じなんですが、どうでしょうかね。

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