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高圧濃硫酸噴射砲記事を公開しました [ゾイド]

公営新聞にて。
マグネッサー記事はいじりましたが、こっちは当時のままです。
GW中にあといくつかいけるかな。

マグネッサーについて [ゾイド]

公営新聞にてマグネッサーシステムの記事を加筆修正して掲載。
Twitterで昔のゾイドのえらい人(語彙力)がマグネッサーについてツイートしてたのを見て自信を得(笑)ると同時に、ビーフェルド−ブラウン効果について言及されてたのも見て「これは加筆せにゃ!」と思ってた。
名称の由来はともかく、正体不明の謎因子とするより考察の幅が広がるよね。

ちなみにもうちょい加筆する予定。

なんだか急に思いついたので [ゾイド]

公営新聞に、唐突に思いついた小話を書いてみました。
「ゼネバスの犬牢」の由来ですわん。

MGSV TPP 解釈2の補足 [ゲーム]

核廃絶エンドで流れる台詞。

「ボス、あんたは言ってた。
『俺達に明日はない。だが、未来を夢見ることはできる』と。
けれど俺達が今を必死に生きようとするほど未来は遠くなっていった。
もう生きてるうちには無理だろう。
だからこそ、今すぐに始めなければならない。
いつか俺達がいらなくなる。人を傷付ける道具も。
自分の中の鬼を捨てて、今日より良い明日をつくる。
それが俺の、俺達の生きた証になる。
そうだな、ボス。」

ザ・ボスの台詞を、ビッグボスがかつてのヴェノムに語ったのでしょうか。
受け継がれた言葉が、個人の中で解釈され(意味を与えられ)たわけです。

ザ・ボスは、ありのままの世界を残すことを目指しました。他を尊重し、己を保ち、もとより美しい世界が美しいまま在り続けること。PWが選んだ、「平和は幻想だからこそ、平和を歌う。銃(核)を撃つのではなく。」という選択が、彼女の意志を象徴しています。あの、戦士としての強さを極めたようなザ・ボス(の意志)が、だからこそ非戦を選んだというのは、逆説的ですが真実に思えます。

ビッグボスは、戦士が唯一「生」の充足を得られる場所を作るため、世界の外部から干渉し続け均衡状態を保つことを目指しました。天秤の皿を、手のひらで支えるように。パスに「俺は銃そのものだ。」と答え、戦い続けることを選んだ彼は、彼の言う通り「ボスとは違う生き方」をすることを選択したわけですが、彼も最期には、ソリッドスネークに対して「銃を捨てて生きていいんだ」と伝えて死んでいきました。




ではヴェノムは?

復讐を果たすも消えない幻肢痛。

核廃絶を成し遂げるも、繰り返される核開発。

燃え尽きた男の失意。

イーライの憎悪。(そして本編では語られなかった、彼を撃ってしまった事実。)

幻想の、恐らく彼が密かに思いを寄せていたであろうパスが、「憎しみ以外の感情を思い出してくれたら嬉しい」と語ったテープ。(もちろんそれは、そうであったらいいとヴェノムが思っていただけ、なのですが、だからこそ。)ヴェノムが心の底に閉じ込めた、本当の思い。「セイ、ピース」。

クワイエットが最後に選んだ、静かなる消失。報復でなく、銃でなく、言葉ではない何かをヴェノムらと共有した彼女。戦いの最中、心を寄せあった彼女は、何よりも尊い感謝の言葉を使い、沈黙に還りました。

ヴェノムはかつて約束しました。
「お前たちの無念を海の藻屑にはしない。俺は常にお前たちとある。俺はお前たちの苗床だ。」
「お前たちを灰にはしない。お前たちはダイヤモンドだ。」
仲間の死を真に無駄にしないために、彼が目指すべきものは何だったのでしょうか。

スカルフェイスの始めた「報復の連鎖」の直中に身を置き、戦いを続け、世界を報復で一つにすることでしょうか?
ヴェノムを苗床にして生まれる新たな芽は、そうあるべきなのでしょうか。違うでしょう。
死してなお輝く栄光とは、そんなものではないはずです。
洗い流せぬ血に塗れたダイヤモンドでは。
鏡に映る鬼としての自分では。

だから、ヴェノムは選んだのではないかと考えるのです。
銃そのものであるビッグボスを否定することを。
そのために、ソリッドを育てることを。
戦争を終わらせることを。
そのために、自分の身を捧げることを。
歴史の闇に沈むとしても、その先にある未来を掴むことを。
彼はラストシーンにおいて、だから、暗闇に向けて歩んでいくのだと。


そう考えるのが、自分にとって最も合点がいくのです。
「ヒーローをユーザーに返す」という小島監督の言葉に。

何せ、MGSという話は、「4」で終わっているのです。
もう、平和は訪れることが確約されているのです。
めでたしめでたしなのです。
続編を願うことは、それを覆すことにもなりかねない。
「反戦・反核」を主張しながら、戦い続けることを望むようなものです。

であるならば、
MGSという戦いの物語の中間であるこの作品(MGSV)を、
いつの日か平和の裡に閉じることを願った(と解釈した場合の)ヴェノムこそが、
真のヒーローと言えるのではないかと思えたのです。
彼は真の愛国者ザ・ボスの再来(出来損ないかもしれませんが)であり、
このサーガのテーマを本当の意味で「反戦・反核」に結びつけることができたヒーローであると。
ザ・ボスの落とし子であった戦争の象徴ビッグボス。
それを倒す者ソリッドは、ヴェノムの落とし子でもあったと。
そういうことなのではないでしょうか。




まあ何にせよ、解釈でしかないですがね。

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